ムンクの「叫び」を知らない?

先週金曜の夜のこと、大ボケ野郎がぶつぶつ文句を言っていた。
「明日授業はないのに学校へ行かなくちゃいけない。やってらんない。」
話を聞くと午前中は授業がなく、代わりに芸術鑑賞の時間だそうだ。
そういえば去年はどっかの演奏家を連れてきて音楽鑑賞だったっけ、とか思い出しながら、
「今年の出し物は何?」と聞いてみた。

「知らない。なんか見るらしいよ。」
「見るって絵画?ムンクの「叫び」でも見るの?」
「そりゃないじゃん?ところで「ムンクの叫び」って何?」
「はっ?おめえ、知らないの?ムンクの「叫び」。あの変なオジサンがほっぺたを押さえて頭グルグル~ってやつ。」
「ああ、あれね。知ってる知ってる。あんな有名なもん来るわけないじゃん。」
「ところでさあ、ムンクの「叫び」って誰の作品だか知ってる?」
「ええ?知らな~い。誰?」

おいおい、”ムンク”に決まってるだろう。
笑いを堪えつつ、
「ムンクの「叫び」って”ムンク”って人が書いたんだよ。おめえ、それくらい知らないのか?」
「えっ!そうなの?”ムンクの叫び”って題名の絵だと思ってた。で、ムンクって誰?」
「”叫び”が超当たった一発屋の画家だよ。まじで知らないの?」
「知らな~い。画家なんて関係ないもん。」
「・・・」

横で聞いていたチョビ食い野郎は吹き出し寸前。
その笑いを堪える顔はムンクの「叫び」状態だ。

それにしても「ムンク」を知らないとは・・・
体育会系にしてもちょっとひどすぎるぞ。
あんたそれじゃ豊かな心は育たないぞ。

翌日学校から帰ってきた大ボケ野郎に聞いた。
「今日何見たの?」
「狂言。」
狂言?こりゃまた高尚なことで。ムンクどころじゃないな。
大ボケ野郎は鼓の音でよく眠れたそうだ。
文化の香りのしないやつ・・・

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